インド出張 (初日)

朝、3時に起きてコーヒーを飲み、メールなどをチェック。いつものように青梅線始発に乗るために4時半頃に自宅を出発。まだ寝ている子供の頭をなでて「行って来るよ」と挨拶。娘だけ、寝ぼけ眼で目をあけて「わかった」という顔つき。

始発といっても、青梅線はいつもそれなりに人が乗っています。座席が50%程度、埋まっている感じでしょうか。立川駅前の吉野家で牛丼を食べて腹ごしらえ。そして成田行きリムジンバスに乗る立川パレスホテルへ。5:50出発。いつものように、だいたい10人程度の乗車。この1本後でも間に合うと思うのですが、ギリギリが嫌いな私はこの朝一のリムジンに乗ります。昔は国立ICに入るまで時間がかかりましたが、今はいい道ができたおかげで比較的早く中央高速に乗ることができます。

途中、眠っているのでよくわかりませんが、おそらく調布付近で軽い渋滞でしょうか?たびたび停車。大丈夫かなぁ、と思っていたら、ある場所を過ぎたらすんなり動き始めました。8時前に成田空港南ウイング到着。

バレンタインデーが近いので、写真スポットもできていました。どうみても中国人向けですが、中国にもバレンタインデーがあるのでしょうか。

ここはハートの部分に絵馬(七夕の短冊?)のように何かを書いてくくり付けておくようになっているのですが、ひとつもありませんでした。やはり、誰かがやらないと誰もやらないのか、それとも、中国人には意味不明なのか・・・

シンガポール航空のチェックインカウンターが開くのはもっと後だと思っていたら、8時4分に早くもオープンのアナウンス。早速チェックインし、荷物検査、税関を済ませて登場ゲートへ。

いつもと同じ登場ゲート。南ウイングの突端です。まだまだ時間があるので誰もいません。登場ゲート横にインターネットフリーアクセスの場所があるので、ここで仕事などを処理します。今日の東京 (ここは千葉だけど)はどんよりした天気。夜、雪が降るかもしれないという天気予報でしたが、成田までの道ではものすごく寒い、という感じではありませんでした。30度超えのインドに行くために私はいつもペラペラのジャンバーしか着てこないのですが、寒くはありません。でも、いつもあったかいと思っていた成田空港内は意外にひんやりします。

シンガポールまではいつもはエアバスの中大型機でしたが、今は行きもずんぐりむっくりの超大型2階建てのA380になりました (シンガポールから成田へは以前からA380)。行きも帰りもアッパーデッキ(2階を確保)。SINGAPORE AIRLINES の文字の下がメインデッキ(1階席)、上がアッパーデッキ(2階席)。

何度も乗っている割には初めてまじまじと見ましたが、エンジンの真ん中は、前から見るとグルグルのナルト巻きになっていたのですね。

SQ637は意外に待ちもなく、定刻でテイクオフしました。飛び立ってすぐに雲の中に入り、激しい横揺れの連続。縦ゆれはよくありますが、横揺れは珍しい。横揺れは雲を抜けるまで続きました。

飲み物はいつものようにビール (Tiger Beer)。この後しばらく、これに乗ることはないのだ思うので違うものを頼もうかとも思ったのですが、やはりいつものよ、ということでビールそして食事はJapanese。だいたいいつもと同じですが、麺がやや太く、かつ白くなった気がします。


映画は「飛べ!ダコタ」。そもそも、この映画の名前も聞いたことがありませんし、これが実話(映画はフィクションを加えている)であることも知りませんでしたが、舞台が新潟県佐渡であるということと比嘉愛未ファンである私としては見逃すわけにはいきません。実話はこの出張が終わったら確認しようと思います。個人的には、比嘉愛未はもうちょっとブレイクしてもいいと思っています。NHK朝の連続ドラマ「どんと晴れ」から注目しているのですが、イマイチ、メジャーになりきれません。やはり地味なのでしょうか。

食事、映画が終わった後は、自宅の雑用(?)。小学校で行う次男の1/2成人式(10歳おめでとうイベント)のための、サプライズの原稿下書き。おそらく実際に紙で書くときはもっと削らないといけないはずですが、結構書いたので、あとは抜粋すればいでしょう。

今回もアッパーデッキの席をゲットしましたが、インターネットで毎日チェックすれば、なんとかアッパーデッキを確保できると思います。出発前数日から予約キャンセルが入るのか、ぽつぽつ、空席が出てきます。そこですかさず席移動をします。アッパーデッキといっても下と何か変わるわけではありませんが、(私は取りませんが)窓側がちょっと広いのです。それに、やはり上にいるというのは何かいい気分。空港搭乗口からはアッパーデッキ専用通路 (やはり登り道になる)を行きます。階段を上る事はありません (20年くらい前になりますが、ANAが始めてワシントン便を飛ばしたときも2階建てで、それは機内の真ん中に2階に上る階段があったと思います)。A380は機内後方に階段があります。

さて、出発は順調だったこのフライトですが、シンガポールで着陸渋滞に巻き込まれました。着陸許可が出るまで空中をぐるぐる先回です。写真を撮るのを忘れましたが、目の前のモニタに表示される航路を見ると、何回もぐるぐる回っていることがわかります。予定よりも遅れてなんとか着陸。機外に出て一言。暑い!何度もシンガポールに来ましたが(乗り継ぎで)、確かに暑いことは暑いのですが、暑い、と思ったのは初めてです。妻にシンガポール到着をメールしたところ、東京は雪だよ、というリプライが返ってきました。

シンガポールの乗り換えは毎回、時間が余ってつらかった想い出しか無いのですが、今回はどういうわけかそんな気がしません。到着が遅れたということともあると思いますが、次の出発ゲート横にある長いすに横たわって背中を伸ばしていたからでしょうか。いつもはあても無くチャンギ空港の中をうろうろ。

次の出発のゲートが開き、再び手荷物検査。ここで、色が変わります。そう、人間の色が変わります。明らかにインド系、イスラム系の色です。イスラム系で真っ黒な女性もいます。そしてなぜか日本人と思しき人が4,5名。珍しい。明らかに日本人 (パスポートの色からして日本だ)。ハイデラバードで何かイベントがあるのかな?前回はCOPがあったのでそれ関係と思われる日本人が何人かいましたが。

乗るのはこいつ。A319。

中はこんな感じ。シートが 3-3 の飛行機です。

シンガポールとハイデラバードの間はシルク航空です。シンガポール航空傘下の会社ですがスターアライアンスに入っていないので、スターアライアンスのマイルはたまりません。こいつもマイレージに入ったら、もう結構いい感じなのですけど。

機内に入ると、3列シートの横2人は太っちょのインド人のサリーおばさん。う〜ん。行く前にインターネットで確認したときには空きだったのですが。ただ、最後尾が空いていることを発見。CAに移動していいか?と聞いたら sure!。喜び勇んで移ったら、そうか、一番後ろは壁か。リクライニングになりません。常に直立状態です。それでも3列シート独占で横にもなれますから文句は言えません。

食事はベジ(菜食主義者の食事)を選択。CAがちょっと怪訝そうな顔をしましたが、いや、俺はベジを食べたいんだ、肉はいらん、と主張。もっとも、カレーのプレートが違う程度の差しかないのですけどね。野菜カレーか肉カレーか程度の差。いつものように、明治のヨーグルト付きです。

食うものを食ったら後は寝るのみ。到着はインド時間の22時過ぎ。日本時間ではもう翌日です。そこからホテルまでの時間を考えると、ほぼ丸々1日、起きていることになります。5回目なので慣れてはいますが、さすがに疲れます。

ハイデラバードにはだいたい定刻どおり到着。日本で調べたら連日30度超えなので暑いと思っていたらそうでもありません。まぁ、ここはデカン高原のど真ん中で海岸にあるムンバイやチェンナイとは違うので、夜は涼しいのでしょう。入国審査も何事もなく終わり。初めて来たときにはいろいろ聞かれましたが(といっても、ビジネスか?どれくらいいる?位でしたが)、さすがに5回目でもあり3年ビザの所有者だからなのか、何も聞いてきません。

待っていてくれたインド側のパートナー会社の人ともすんなり合流することができて、23時ころにはホテル到着。ただ、ここからがまた長い。持ってきたお土産が壊れていないか確認したり、部屋のネットワーク環境を確認したり(いつもながら、すんなりつながりません。前、来たときもそうだったけど、どうやったんだっけ?)、シャワーを浴びたらお湯がぬるい、出が悪い、という具合。結局、寝たのは1時頃。まぁ、明日は10時にまたこちらの人と待ち合わせにしているのでゆっくりでいいのですが。

見るつもりもないけれどTVをつけたら、ボリウッドの美男美女のオンパレードのドラマをやっていました。インド人になってしまった北村一輝を発見。

おそらく時代劇なのでしょう。さすがに下のような女性は見たことはありません。食事のときは外すのでしょうか。