インド出張 (初日)

今日から3回目のインド出張。朝一番の電車に乗り立川に行き、そこから立川発5:50のリムジンバス乗車。成田空港に7:30頃に到着。8:00くらいに到着かなぁ、と思っていたので結構早い。これだったら、立川の吉野家で朝食を食べる必要なかったのに、とは思うものの、バスは何時に到着なのかはっきりしないので仕方ありません。
今年の春に行ったときは、きっちり2時間前にシンガポール航空のチェックインカウンターが開いたので9時頃かなぁ、と思っていたら8:10に開きました。ラッキーと思いチェックインカウンターに。ところがそこで予想外の出来事が。小さいスーツケースと小さいショルダーの2つを機内持ち込みするつもりでしたが (前2回のインド出張も同様)、7Kg以上は機内持ち込みはだめ、ということでスーツケースは預からせていただきます、と没収。えっ、春に行ったときは重さなんて計られなかったぞ?PCを抜いたりしましたがまるっきりだめ。何が重いんだろう?インドへのお土産かな?

7kgまでの減量をあきらめ、スーツケースを素直に引き渡し。ただ、後で気がつきましたがPCの電源ケーブルをスーツケースから抜くのを忘れてしまい、後はバッテリーで頑張るしかありません。これでバゲッジロストしたら泣いてしまいます。まぁ、必要な資料は事前にいくつかインドにメールで送っているのでなんとかなりますが。やはり、想定外のことが起きるとあわててしまいます。飛行中、仕事で使用する資料のアップデートをしようと思っていましたが、現時点でのバッテリーの残りを考えるとそれはちょっと無理だな。おとなしく、呑んだくれて寝るしかありません。ということで、今回は Tiger を3本いただきました。村上春樹の小説で、「ビールなんてものばっかり飲んでいるからそんなレベルの男にしかなれないんだ。もっと上のレベルの大人の男になりたかったら、それにふさわしいお酒を飲め」と書いていたことを思い出しましたが、やはりこういうときはビールが飲みたい (村上春樹がそう言っているわけではなく、登場していた羊男か誰かがそんなことを言っていた記憶があります)。機内食は軟弱者なので Japanese を選択。

オンタイムでチャンギ到着。今回のフライトも、今年の春同様、成田からは高校生(大学生?)の団体といっしょ。成田を出た時は皆、ハイテンションでうるさい。隣のお兄ちゃんは前や横の席の友達としゃべり続けています。まるで電車に乗る時みたいに成田でお菓子を買い込み、それをぼりぼり食べています。しかし、時間がたつに従い、皆、静かになってきました。疲れてきた、やることがなくなってきた (隣にお兄ちゃんはずっとゲームをしている)、スチュワーデスのお姉さんに英語で何か言われても全く理解できない (離発着時、荷物は前の座席の下に入れろと言われ、わかった、という顔をして、より一層、膝の上の荷物を力を込めて抱えている)、など、電車とはちょっと違うぞ、ということに気が付いてきたようです。私は当然ながら通路側の席ですが、隣のお兄ちゃんは結局、成田からシンガポールまで一回もトイレに行っていません (私は何回も席を立っているのだから、そのタイミングで行けばいいのに)。最近、朝の満員電車でも降りる際に「降ります」と声をかけずに、うんうん言いながらごりごり押してきて出口に向かう人が多いと感じていますが、他人に対してこういうことが言えない人が多くなってきているような気がします。私も遠慮するタイプの人ですが、さすがに5、6時間のフライトでトイレを精神力で我慢するほど強くはありません。

シンガポールまでの飛行中はPCのバッテリー節約のためPCの使用は控え、読書三昧。村上春樹の文庫本を2冊読破。

特に買い物など興味はないので(それに往路だし)チャンギ空港では、3時間の待ち時間はほとんど椅子に座ってぼーっとしていました。30年前のシンガポール$札を少し処分するため (妻が結婚時に持ってきた)、セブンイレブンに行ってカルビーのジャガリコを購入。当たり前ですが日本と同じ味。チャンギセブンイレブンでは日本で売っているお菓子のシンガポール版もかなりあり、見ているだけでも楽しいですね。また、購入する場合もこれは食べて大丈夫かなー、などと心配する必要もありません。チャンギでは私のお気に入り(?)のショップです。

ハイデラバードへもほぼオンタイムで到着。荷物を預けてしまったのでそれが出てくるまで少し時間がかかりましたが、baggage lost (インドはイギリス風の表現なので laggage lost か?) することなく一安心。入国審査では初めて、何も質問されずに通過。今、持っているVISAでは今年2回目の入国(昨年からは3回目)ということもあるのかな?いっしょに来た若手同僚が入国審査でおばちゃんにいろいろ質問されていました。大丈夫かなー、と見守っていましたが、なんとかくぐりぬけて来ました。どうやら immigration card の記載をミスったらしいです。入国の目的として BUSINESS を選ばないといけないのに、なぜか CONFERENCE を選んだらしい。「なんで CONFERENCE にした?」と聞いたら (チャンギで、「入国時に immigration card を書かないといけないよ、そこでは BUSINESS を選んでね」と私は説明したはず)、「いやー、ハイデラバードでは (パートナー会社と) ほとんど会議なので CONFERENCE にしました」とのこと。うーむ、日本人が間違えやすい英語のミスだな。パートナー会社との *会議* は CONFERENCE ではなく MEETING でしょ。CONFERENCE は学会とか、今、ハイデラバードでやっている COP 11 のようなものではないでしょうか。

ちなみにシンガポール〜ハイデラバード (シンガポール航空の子会社である Silk Air。CA のお姉さまは身体ぴったりのパツパツの制服) の機中はいつも「うっわー、来たよ、インド行きの飛行機だよ」と思えるくらいインドインドしているのですが、今回は半分くらいがインドインドしていない外国人。日本人も何人かいます (でも皆、スーツを着ている。暑いだろうに)。やはり COP11 の影響ですね。

なお、シンガポールからはシート配列が 3-3 の中型機 (確かA320) で、席の背もたれにTVなどはありません。頭上にあるモニターでTV番組の録画を見るのですが(音声無し)、ふと気がつくつ欽ちゃんの仮装大賞をやっていました。そしてそのあとは、いかにもこれは日本のTVの SASUKE をベースにしたと思われる番組。ただ SASUKE ほど真剣味というか緊迫感はなく、お笑い番組のような内容でした。確か1回目のインド出張の時、MUNBAI の空港で忍者はっとり君をやっていたと思うのですが、インドでも結構、日本の番組は見ることができるのかもしれません (ただ英語に吹き替えられていると思いますが)。そういえば、この冬から巨人の星のインド版「Rising Star」が始まります。インドでは野球はポピュラーではないのでクリケットに置き換えられ、そして星一徹役のお父さんはオートリキシャーで稼いでいるというインド風設定に変えられるようです。

 

シンガポール〜ハイデラバードの機内食は特筆することはありません。毎回、食べているので予想の範囲内です。ただ、いつもそうなのですがヨーグルトは明治です。明治も意外にがんばっています。

これは Non-Vege (非ベジタリアン) ですが、カレーが入っている容器の左側がチキンカレーです。Vege の場合は、ここが変わると思われます。

さて空港ではいつものようにパートナー会社のインド人が迎えにきてくれて、彼らの車でホテルへ。いつもは Daspalla Hotel というところに泊るのですが、今回は COP(気候変動枠組条約締約国会議) 11 の影響で予約が取れず (1.5か月も前に予約を入れたのに!)、いろいろ探して Red Fox Hotel というところになりました。ところがところが。予約と当日のチェックインはパートナー会社のインド人がやったので詳細は不明ですが、どうやら予約がうまくはいっていなかった、またはオーバーブッキングのようです。(私は Hotel からの confirmnation letter ももらっているのに!)。仕方ないので、同じビルの中にある隣のホテルに移動。Red Fox が差額を支払うということで、隣の lemon tree premiere に宿泊ということに変更。とにかく眠いから、どこでもいいので早く眠らせてくれー状態なので、文句を言う元気もなく隣のホテルに移動。といっても、入口の間は数10Mしか離れていないので1分もかからずに移動完了。面倒なのは、ホテルに入る際のセキュリティーチェックをまたやらないといけません (インドではそこそこのレベルのホテルやレストランに入る際は、空港にあるようなゲートをくぐり、検査棒(?)で体の周囲を舐めまわされ怪しいものを保持していないかチェックされ、荷物も空港にあるようなX線検査機を通さなくてはいけません。車もチェックされます)。とにもかくにも1時過ぎに部屋で到着。いつもはパートナー会社のインド人がこれからどこかに食べに行こう、呑みに行こう、と誘うのですが、さすがに今回はそれは無しで「Good Night. See you tomorrow」。よかったー。やっと横になって眠られる。シャワーを浴びて歯磨きをして、明日の準備をして就寝。