息子のバドミントン新人戦

今日はこの地域の中学校のバドミントン新人戦。通常は2年生主体なので1年生である息子は応援に回るはずですが、なんたって女子しかいなかった部に入部したので、まともにバドミントンができる男子は息子だけ (男子部員はあと数名、いるようですが、他の部との掛け持ちなので試合に出ることができるレベルにはないようです)。ということで、新人戦シングルスへの出場となりました。

出場するに当たり、女子からのやっかみもあったと聞いていますが、それ以上に大変なのが試合当日のこと。シングルスだからといって、一人で行くわけにはいきません。試合開始前に練習で数分、打ち合うわけですが通常は同じチームの人とやります。一人で行ったらその練習ができません。また、試合に負けた後、試合の審判をしなければならないのですが、主審×1、線審×2の計3名が必要です。これはチーム(学校)としての義務なので、一人だからといってやらないわけにはいきません (本当に一人しかいなかったらそうなるのでしょうけど)。ということで、1年女子のバドミントン部員5名が引率の先生とともに羽村市のスポーツセンターに向かうこととなりました (ちなみに同日に開催の女子の新人戦はまったく別の場所で開催)。私も開始の朝9時には羽村に到着し、試合観戦&ビデオ撮影となりました。

まずは開会式。ここでいきなり最初の試練。試合に参加する人全員が体育館に学校ごとに並ぶのですが、他の学校は団体(5名)、ダブルス、シングルスとたくさん出場しますので多いと10名以上、少なくても5名程度が並びます。さすがに息子もどう対応していいのかわからず、一人ぽつんと何気なく立っての参加。こりゃ、大人でもきついよな。ハイレベルのアスリートが集結した国際大会に、レベルは低いけど国の代表として一人だけ参加させられた選手もこんな状況になるのでしょう。まずはここで精神的ダメージを受けて意気消沈。

その後、試合は団体戦が開始。息子の学校は関係ないのでひたすら待ちとなります。何時頃に終わるのかわからず、また、その後の進行もアナウンスされないので、時々進行状況を見ながらの待ちとなります。やっとお昼頃に団体戦が終わり、シングルスとダブルスをやるとアナウンスがあったと思うのですが (試合をやっている最中に体育館でのマイクアナウンスなので、近くにいても何を言っているのか聞き取れません)、いつまでたってもシングルスが始まりません。そのうち、女子が聞いてきたらしく、ダブルスの数が多いので、ダブルスの一回戦が終わってからシングルスの一回戦を開始するようです。ダブルスの一回戦も50試合くらいあるので、8面を使っているとはいえ、かなりの時間がかかりそう。ということで、女子は睡眠を開始。息子は試合があるのでうかつに眠ることもできず、ぼーっと試合観戦。結局、やっとシングルスが始まったのは3時近く。大会が始まってから6時間が経過していました。子供たちは弁当持参なのでいいのですが、私はどうせ午前中に終わるだろうということで持ってきていません。いつ、息子の試合が始まるのかわからないので、うかつに外に出るわけにもいきません。でも、ダブルス一回戦が始まったところでたぶん大丈夫だろう、でも、もしかしたら進行が変わって始まってしまうかも、ということで、近所のコンビにに駆け込んでおにぎり3個を買い、急いで戻って食べることとなりました。

朝9時から6時間経過しての試合開始。他の学校は同じ学校の選手の応援とかあり、それなりに何かをしているはずですが、息子はひたすら待ち。技量の問題もありますが(相手は2年生。こちらは1年生)、そもそもモチベーションを維持するのが難しい。見ていても、気迫が感じられません。諦めも早いし。結局2−0でのストレート負け。でも、息子の応援は女子生徒5名で、上に書いたように同日女子の大会は別会場で行っているため、女子生徒はこの会場にはほとんどいません。他のチームの応援は当然男子生徒のみ。スラムダンクの流川親衛隊ではありませんが、なんか、異常な雰囲気でした。だから、息子にはもうちょっと粘りというか、やる気を前面に出してほしかったなぁ。負けるのは仕方ないけど。1年の女子も、先生にこうしろと言われたので息子の試合に来ることになってしまったわけで本意ではないはず。失礼だよ。

試合が終わり、会場を出たのは4時。長い1日でした。私もずっと待ちぼうけで疲れました。息子もつらい状況は当面続くと思いますが、自分で選択したのだからがんばってほしい。いつかきっと、いいことがあるよ。