黒部ダム

さぁ、今日は今回のメインイベントである黒部ダムへ。私も30年ぶりです。まずは扇沢まで車で行きます。ホテルからは20~30分程度です。今の時期は扇沢からの朝一の関電トロリーバスは7:30。ホテルの朝ごはんは6:45からですが、これを食べていては間に合いません。我が家はバイキングでは結構がんばる(いやしい?)ので、少なくとも1時間は必要 (それに子供は時間がかかる)。したがって、ホテル初日は朝ごはん無しのプランにしています。ホテルから車で5分程度のところにあるコンビニでおにぎりを買う予定でしたが、自宅から持ってきた菓子パンが残っていたので、それを朝ごはんにして扇沢に出発。7時前には到着ですが、無料の市営駐車場はトロリーバス乗り場まで結構な距離があり、かつ、かなりの登りなので大変でした (ちなみに有料駐車場は1,000円)。ただ、我が家はこの手のことには慣れているので、子供も文句も言わずに頑張って登ります。逆に、この登りを楽しんでいるようです。

シーズンを過ぎているとはいえ、すでにそれなりの数の車が駐車しており、かつ、切符売り場にも行列ができていましたが、必要に応じてバスは増発するようで、かつ、行列ができた割には駅員さん曰く、空いています、とのことで、トロリーバスには座って乗ることができました。トロリーバスに乗っている時間は10数分とはいえ、坂道なのでやはり座っていきたいものです。

本来はここから富山にまで抜けたいのですが、今回は大観峰まででUターン。最初、大観峰の1つ先の室堂まで行こうかなぁ、とも思いましたが、結果的には大観峰までで正解でした。その理由は最後に書いておきます。それでも家族5人で交通費だけで20,000円を超えます。

小学生の場合はファミリー割引が適用され一部区間が無料になるみたいですが、将来、全員大人料金になったらと思うとぞっとします。とはいえ、過去に一度来た私にとっては、(おそらく小1の娘は記憶が無くなってしなうとは思いますが) 途中まででいいから、見せておきたいと思っている景色がありますので、お金には換えられません。是非、家族で来てみたいところでした (長男に「次はお父さん達を連れてきてね」と言ったら、「うん、お父さんのお金でね」と言われてしまいました)。

扇沢の改札で見ると、黒部ダム大観峰も晴れ。雨の山ほど悲しいものはありません。今回の旅行の出発前1週間前からずっと天気予報を気にして出発直前に最終旅程を決めましたが、正解でした (実は予想以上に天気がよく、非常に暑くなり、それにより疲労度が増してきたわけですが・・・)。




改札では当然ながら、ほとんど山に行くぞ、という服装の人ばかりですが、中にはちょっとそこまで、という感じのサンダル履き、Tシャツ、短パンといういでたちの人たちもいます。今日みたいな日は結果的にはそれで大丈夫でしたが、1500m以上まで行くのですからそれなりの準備はしてきてほしいなぁ、と思いました。

トロリーバスは、乗ってしまうと普通のバスとまったく同じです。7:30発では3台、出していましたが皆、座れたようでした。確か、過去、私が来たときは、ギュウギュウ詰めだったという記憶があります。



さて、黒部ダムがある黒部ダム駅に到着。一応、トロリーバスの前で記念撮影。

改札を抜けると、道は左右に分かれます。左は楽チンコース。ダムに直行です。左は大変コース。でも、ダムを上から見ることができる展望台行き。ただし、階段を登らねばなりません。当然、我が家は右に。

こんな階段を黙々と登ります。

途中、湧き水を飲む休憩所があります(意識せずに撮影しているので、ちょっとわかりにくいのですが)。

そして階段を抜けると空、雲、そして山が見えてきます。展望台です。

黒部ダムとのご対面です。


子供たちも、いい顔しています。ダムもそうですが、周囲の山の景色も素晴らしい。思わず笑みがこぼれます。これを見せるために、お父さんはお前たちを連れてきたのだぞ。

写真で見るとダムはあまりたいしたことないように見えますが、実際に来てみると素晴らしい。黒部の大自然の中に存在する、巨大なダムに圧倒されます。大迫力です。これが50年前に作られたとは思えません。

当然、ここで家族写真となります。

さて、ここから外階段を使ってダムのえん堤まで降りていきます。



さすがに水しぶきを浴びることはありませんが、放水口にどんどん近づいていきます。下まで降りたら、レストハウスによってダムカードをもらいます。通常、ダムの管理事務所のようなところでダムカードをもらいますが、ここではレストハウス1Fの売店で申し出ます。その際、ここまでの乗り物のチケットの提示を要求されます。必要以上にダムカードを持っていかれないようにするためでしょう。チケット1枚に対してダムカード1枚が渡されます。


レストハウス前のここも写真撮影ポイントですね。



ダムカードをゲットしたら、えん堤を歩いてケーブルカー乗り場に向かいます。広く長いえん堤です。右側がダムの放水、左側がダム湖です。



このえん堤からも覗き込むことでダムの放水を見ることができます。ちょっと怖いのですが・・・天気がいい日は、タイミングがよければ虹を見ることができます。これはダブルの虹ですね。



えん堤では、中心地がわかるようになっています。

えん堤をこのまま歩いていくとトンネルに入ります。

トンネルの中にケーブルカー乗り場の駅である黒部湖駅があります。