冷蔵庫が故障

冷蔵後が故障しました。

今朝、5時頃、寝ている私に妻が言いました。「冷蔵庫が故障した」。昨晩、帰宅して製氷機から氷を出そうとした時、氷が溶けていたことに気が付きました。妻は既に寝ていたので明日、確認しようと思ったら、先に妻から言われ、やはりそうか。

実は数日前、その前兆は感じていました。氷はできていたものの、なんか団子になってくっついているな、と。ただ、氷は出来ていたのであまり深くは考えなかったのですが、そろそろ、最期のその時を迎えようとしていたということなのでしょう。他の電気製品だったら週末まで待ってもよかったのですが、冷蔵庫はちょっと無理。6月とはいえ、かなり暑くなってきています。電気は入っており、なんとか最後の力を振り絞って冷やしていたものの、かなりのパワーダウン。これでは冷凍庫の冷凍食品は軒並み、やられてしまうでしょう。ということで、会社を休んで電気屋へ。

我が家の近辺では、マンションの隣のコジマ、そして歩いてちょっとのケーズデンキが大きいところ。本来であればもっとゆっくり時間をかけて調べたり、ちょっと遠くてもいいので別の電気屋を回って検討したりするのですが (ヤマダもあるしノジマもある。立川まで行けばビックカメラもある。)、今回は時間との勝負。コジマとケーズデンキにしぼり、まずは遠いほうのケーズデンキに。

家を出る前に下調べをして、今回は時間もないので冷蔵庫御三家である三菱、日立そしてパナソニックに絞り電気屋で冷蔵庫を下見。あるある。ここはコジマよりも品揃えが豊富です。目標のモノが全部、揃っています。しばらくそれぞれを品定め。正直、紙に書かれている機能の違いなんて気にしない、というか、よくわかりません。調べればそれぞれ違いはあるのでしょうけど、我が家の場合は食品庫みたいなものなので、それなりに冷えて、ガッツリ入ればそれでよし。後は扉を開けて、自分のイメージと合っているかどうか。すると、日立がすんなり、自分にとっては受け入れられる配置になっています。後はスピード。そう、いつ、我が家においでになるか、ということ。

もういいかな、ということで店員を呼んで交渉開始。店員、といってもよく見たら日立の社員証もつけていました。こういう場合、他のメーカの場合はどうするのかわかりませんが、自分の会社の製品を買おうとしている客ですから、俄然、張り切ります。問題は納期。


私:「これはいつ、配達されますか?」
日立さん:「あさってですね」
私:「えっ、あさって?」
日立さん:「はい。オーダが入ると倉庫に指示が入って、近くの配送センターに持ってきます。それが明日です。そしてそこから配達されるので明後日になります。」
妻:「こっちの一回り大きい方は?」
日立さん:「それは来週の月曜日ですね。倉庫にも無いと思うので、もう少し時間がかかります。」

どうやらここで、妻にスイッチが入った模様。


妻:「それじゃあ、困るなぁ。だってそれじゃあ、冷凍庫の冷凍食品が持たないよ。それまでの間、貸してくれる冷蔵庫は無いの?」
日立さん:「えっ?」
(狼狽えている私を無視して)
妻:「だってランドセルの場合、修理に出すと直ってくるまで、ランドセル貸してくれるよ。」
日立さん:「申し訳ございません。そのようなものは用意しておりません。」
妻:「じゃあ、修理に来てもらって、なんとか応急処理してもらって新品が届くまでなんとかしのぐってことはできないかな?」
日立さん:「今の冷蔵庫はどんな感じでしょうか?」

今の状況を説明。購入してもう15年くらい経つので、私は直すのは無理で、仮に直してもお金がかかるし、どうせまたすぐに故障するので買うほうが結果的に安い、と思っています。


日立さん:「そういう状況であれば、仮に来てもらっても現地対応でどの程度直るかわかりませんし、現地で難しければ部品の取り寄せなど発生しますから、どれくらいお時間をいただくかわなりません。」
妻:「それじゃあ、困るな。冷凍庫にたくさん、冷凍食品が入っているんだけど。」

ここあたりで日立さんもまずい、と思ったのか、それともスイッチが入ったのか、「少々、お待ちください」と言ってどこかに行ってしまいました。そして結構の時間が経過して、pure ケーズデンキの店員と思われる人と戻ってきました。


ケーズさん:「お客様。こちらの商品であれば、サービスセンターにあることが確認できました。今日すぐにオーダいただければ、もしかしたら今日、納品できるかもしれません。」

その商品とは、私が考えていたモノよりも一回り大きいもの。そして実は妻が狙っていたもの。どうやらあちこち調べて、とにかく早く納品できるものを探してくれたようです。


日立さん:「こちらになりますと、サイズも大きくなりますし、金額的にも少しお高くなりますが、ちなみにご予算は・・・」
妻:「予算はこのさい、どうでもいいんです。とにかく早く来ればいいんです。」
日立さん:「サイズのほうは大丈夫でしょうか?」
私:「(残念ながら) ここにあるどの冷蔵庫も、置き場だけ考えれば入ります。もちろん、玄関から目的の場所まで通ることができるかどうかは確認しないといけませんが、置き場だけ考えればどれでも大丈夫です。2台くらい、置けるかも。」
妻:「2台、買っちゃおうか?」
私:「そういうことじゃ無くって!」

ケーズデンキさんがこちらであれば、と言った冷蔵庫のサイズを確認すると、ギリ、我が家には大丈夫。ケーズデンキの店員さんは、大型冷蔵庫をお買い上げの皆さんにこれを差し上げています、とプレゼントを持ってくるし、今、発注しても午前中であればキャンセル可能、等と言うし、妻は、


「ほれ、見たことか。やっぱり私が欲しかったものが来ることになった。」

と、ほざいているし、面倒臭くなたのでコジマ行きは捨てて、もうそこで発注しました。金額も、定価(製品が出た時の定価)35万円に対して、1年弱、経過したということで半額まではいかないまでも、かなりいいお値段まで下げていただき、そこでご成約。自宅に戻ってインターネットで価格.com で確認したら、価格.com の最安値よりも安い価格だったので、ケーズデンキも頑張った模様。

私はPMは出社したので納品の際のゴタゴタはよくわかりませんが、ギリのサイズだったので、かなり苦戦した模様。サイズ的には入ることは私もメジャーで確認したのですが、ミリの単位での余裕なので、持ってきた人は「無理」と言ったそうです。そこをなんとか入れてもらい、私が帰宅した際にはあたかも前からそこに存在したかのように、鎮座しておりました。それにしても480Lから620Lへと格納量はかなりのアップしたものの、おそらく電気料は下がるんだろうなぁ。

今の冷蔵庫は自動車と同じでボタンを軽くタッチしただけで開くってのもすごいなぁ。ただ、機能をもっとしぼって安くしたほうが売れるんじゃないかな?携帯と同様、機能を使い切るってことはないと思うので、それよりもMVNOのように機能制限があっても基本機能がしっかりしていれば大丈夫、という人は多いのではないかなと思います。