インド出張 (エピローグ)

自宅にたどりついてから、急に体調急変。お腹が下り坂。ほぼ2日間、お風呂に入っていないためなんとかお風呂に入りましたが、その後、布団に入ってから翌日までほとんど寝たきりです。

熱は38度くらいなので大したことはないとはいえ、そもそも平熱が低い私にとってはつらい状況です。インドに行って何か悪いものでも食べたんだろう、と言われそうですが、必ず火が通っているものしか食べていませんし、水がついているサラダ類はできるだけ避けるようにしていますし、特に危ないことはしていません。今回のインドの過去4回とほぼ同じ食事内容。

私の中では、終わった、という安堵感からなのでしょう。今回のインド出張が終わった、のではなく、この3年間のインドとの闘いが終わった、という安堵感。

いいかげんで、のんびり屋で、陽気で、でも意外に義理堅く、(品質に難はあるものの)約束したことはきちんとこなす彼ら。オフィスで最後、別れを告げる時、そして空港まで送ってくれた彼らと手を握り合った時、思わず泣きそうになってしまいました。よほどのことがなければ、おそらく、もう彼らと会うことはないでしょう。

オフショア開発といえばかつては中国とインド、そしていまは東南アジアも入ってきています。距離的に一番遠いこと、そしてインド人の性格と日本人の性格はなかなか合わないため、最近はどちらかというと東南アジアに流れてきているように思えます。たしかにインド人と渡り合うのは大変だと思います。ただ、政治的に安定している民主国家、法治国家であること、日本とは非常に友好な関係にあること、そしてITに関してはやはり他国を圧倒している、などを考えると、まだまだインドという選択肢は検討に値すると思っています。

今後、インドと仕事をする可能性があるのかはまったく不明ですが、これまで付き合っていたIT会社がやろうとしている新しいビジネスの関係で、インターネット越しに関係を継続できるかなと思っています。