壊し屋次男

うちの次男は壊し屋です。もらったおもちゃはほとんどの確率で当日、もしくは翌日には壊してしまいます。もちろん、小学4年生になった今はそんなことはなくなった、と思っていたのですが、またやってしまいました。マンションの子ども会のクリスマスプレゼントでもらったおもちゃを翌日に壊してしまいました。

本人は壊すつもりは全くありませんでした。電池が必要なおもちゃで、電池を入れるためにドライバでネジを外さないといけないのですが、ネジが結構小さいのです。ドライバをほとんど使ったことがない次男は、ネジが小さいのでドライバも小さいのでいいだろうと思ったようで、全く合わない小さいドライバでネジを回そうとしたようです。ちょっとねじ山を潰してしまったのであればまだしも、おそらく必死になって何度もやったのでしょう。山は完全に潰れ、すり鉢になっていました。それも、対戦型のおもちゃで銃が2つあるのですが、2つとも、全く同じ状況。

妻がそれを発見し「出来る?」の私に持ってきたのが1周間前。状況を見た瞬間、「こいつはダメだ」、とさじを投げました。次男に「どうした?」と聞くと、「ネジが錆びていたからまわらなかったんだよ」と恥ずかしそうにニヤニヤ。全く、「ダメだと思ったら諦めてすぐにお父さんに言うんだよ」と言ったものの、さて、どうしようか。

ネジが表に出ているのであればまだしも、凹んでいる中にあるのでネジを何かで挟ん回すこともできません。上からがっちりドライバで抑えて力で回そうとしても、凹んでいるので回っているのかどうかも状況がつかめません。そこで見つけちゃのがこれ。「コニシ ネジやま救助隊 ネジはずし」。コニシは接着剤のコニシ。ふーん、こんなものも作っているのか。

上に書いたドライバで上から抑えて力で回すやり方を効果的に行うものです。チューブのわさびのようなもの (実際の色は真っ黒) をねじ山に塗り、それがじゃりじゃりしているで摩擦力を増す、というもの。ただし、ねじ山がつぶれていたらダメよ、と書いています。そりゃそうだろう、とは思ったものの、値段も大したことはないのでダメ元でやってみよう、と amazon でオーダし、今日、届きました。

やってみると、凹んでいるのでやはり回っているかどうかはさっぱりわからないのですが、ネジに力が伝わっている感覚があり、何度かやっているうちに見事、抜くことができました。さすがコニシさん、ありがとう。明日、次男といっしょに近所のホームセンターに行ってネジを買ってきます。そして次男には言っときます。「ピッタリのドライバを使え」、と。