インド出張3日目

3日目です。3:00 に目が覚めましたががんばって4時過ぎまで布団の中。そして5:30からの日本とのウエブ会議の準備。私の部屋が端っこで WiFi の電波がうまく届かないのか安定しません。部屋の中で場所を移動して確認し、やはり入り口のドア付近が一番電波の入りがいいことを確認。なんとかウエブ会議も切れることなく無事終了。

朝はまず、お湯を沸かせてコーヒーを飲みます。

右の青いのがクリームにあたるものですが、これはインドが、というよりは Nestle が悪いのでしょうけど、切れ目を入れるところが駄目だと思うので。左側のコーヒーはいいのですが、クリームのほうは切ると中のクリームの部分を横切ることになり、切っているさなかからサーっと中身が落ちてきます。テーブルの上がクリームの粉だらけになってしまうのですが、これはなんとかしてくれないかなぁ (2年前に来たときから同じなので、誰もNestleにクレームを入れないのでしょう。日本だったらありえないですけどね)。

7:00になったので朝ごはん。今日はこんな感じ。ニコニコは日本でもありますが、味は同じです。こちらでは Smile と呼ばれているようです。右上の白いものはゆで卵。赤いのはプチトマト (日本は丸ですがこちらは楕円)。


昨日はプレーンヨーグルトにしたので、今日は変わったものにしてやれ、ということでいくつか並んでいる中でココナッツなんとか、というものにしたのですがこれが大失敗。硬い小さな木の実がたくさん含まれており食べるのに邪魔、ということと、とにかく辛い。よく見ると唐辛子が入っていました。明日は別のものにしよう。

今日は9時にホテルでピックアップしてもらうことにしていたので、それまでしばし読書。日本を出てから2冊、読み終えました。やはりたくさん持ってきてよかった。おそらく後、2冊くらいは読むことができるでしょう。

それにしてもこちらは寒い。いや、外ではなくオフィスの中。エアコンは16度の設定 (私がいる部屋だけか?)。最初はそのまま我慢していましたが我慢にも限界があるので27度くらいにしておくと、この部屋に入ってきたインド人は「あれっ?」という顔で、リモコンをちゃかちゃかやって16度(これがエアコンの最低温度)に設定。彼が去った後、また27度くらいに戻すのですが、また彼がやってきて「あれっ?」、リモコンかちゃかちゃ。これを何度も繰り返します。別のインド人にこれを話したら大笑いでしたが、こっちではこれが最大限の歓迎ということでやっている、と言っておりました。う〜ん。インドには節電という言葉はないのかな?今は10月でおそらく東京とそんなに気温は変わりませんからエアコンで電気を食う、ということが無く、私が着てからまだ2回くらいしか停電は起こっていませんが、4月くらいに行くと1時間に何度も発生します。皆、がんがんエアコンを使っているからでしょう。インドも日本同様石油が取れないので100%輸入なのですが(そのため、軍事目的も含めて原子力関係には強く、原発もありますが)、もうちょっと考えたらどうだろうか?

ちなみにエアコンは TATA グループの会社の製品。TATA は財閥なのでこんな製品を作っている会社が参加にあっても不思議ではないのですが、私の意識としてはどうしてもITに行ってしまうので、こういうものを見るとちょっと不思議な気がします。そういえば昔、私の上司だった人で富士通出身の人が FUJITSU と書かれた乾電池を見たとき、「おいおい、こんな姿になってしまって・・・」と思ったそうです。

さて、昼ごはんは過去行ったことがあるレストランで Traditional Indian Food。美味しいのであるが、やはり朝ごはん、少し多めに食べてしまったためか異に入っていかない。バフェットスタイルであったがプレート1枚に収め、あと1皿で果物とデザートでなんとか軽めに終了。とはいえ、胃もたれ状態となってしまった。朝ごはんから少し少なめにしないといけなかったと反省。

その後、お土産を買うためにちょっと買い物。以前はここが安い、ということで結構遠いインド政府系(?)のお店に行っていたのですが、今回はオフィスから15分程度と非常に近い。ただ、前のお店は雑然としていましたが品数が多かったのですが、今日のお店は非常にきれいですが各フロアに分かれており、かつお店が広いせいもあると思いますが品数が少ないように思えました。というか、前のお店をイメージしてお土産を考えていたので、まず、どこに何があるのかを把握するために時間がかかりました。私の後をぴったりと、サリーを着たお店のおばちゃんがくっついてきては「これはどうだ、あれはいいぞ」と言ってくるのでちょっとプレッシャー。いつものようにガネーシャ系を買い込み、かつ、自宅にどんと置くブッダの置物を買いました。この置物がデカかったので、この後、どれを手荷物にしてどれを預けるかで悩むことになるのですが・・・ 

すると、昨日の夜に子供の写真を皆に見せたのが悪かった。パートナー会社のインド人が、「お前の子供にインドの服をプレゼントしたい」と言い出し、「いやいやそれはご勘弁を、だってこんなの日本で着る時がないからさ」、と抵抗をしたのですが、そんなことはインド人には通じません。「何を言う、遠慮するな。パーティーに着て行けばいいじゃないか」等と、全く通用しません。過去の経験でもこうなったらもう従うしかない、と腹をくくり、まずは娘の服選び。「うっわー、インドインドしている!」というケバケバしくキンキラなものが次々登場。いったい、いつどこでこれを着るんだよ、と思いながら、なんとか少しはまともそうなものを選択。ちょっとでかいと思うけどなぁ、と言ったら「大丈夫だ、娘は大きくなる」というインド特有の NO PROBLEM 理論を振りかざされ、まずは娘の服選び終了。これで終わりかと思っていたら、じゃ、次は男の子だ、違うコーナーに移動。「えっ、男はいいよ」と言ったものの、「女の子に比べたら坊主の服なんて安いもんだ、女はお金がかかるようなぁ、はっはっは」と言う具合で全く意に介さない。仕方なく、また服選び。と言っても、やはり男は簡単。というか選択肢があまり無い。どうせ着ないだろうし、などと考えてはいけないのですが、いい加減疲れてきたのでこのへんでいいか、と選択終了。レシートはインド人が持っていったので正確な価格はわかりませんが、おそらく女の子のほうが4,5倍、かかりました。そして男の子のほうは、日本で言うとユニクロのTシャツ並みの値段。と言っても、インドでは結構の値段だと思うのですが・・・

日本に帰国したら、とりあえず一回はこれを着て写真を撮影し、インドに送らないとなぁ。

夕食時はまだおなか一杯なので軽く済ませ、というか、パッキングが気になったので早く部屋に戻りたい、ということで8時には部屋に戻りました。そこから、パッキング開始。入ることは入るのですが、問題は手荷物にしたものがそのまま手荷物で持ち込めるか、です。過去、手荷物にしようと持ち込んだ荷物 (サイズ的には機内持ち込み可能なサイズのスーツケース)が重いということで持ち込めなかったり、私の同僚は来るときは機内持ち込みにできたスポーツバッグが機内持ち込みを拒否され、そこにあいまいにパッキングしたガネーシャ系のお土産を入れていたため、日本に到着した時点で首がもげていたりしたそうです。ということで、もしかしたら空港のカウンターでがんばらないといけないかもしれません。「これはブッダ像だ、預けることなんてできない」ってな感じでしょうか。と言っても、仏教発祥の地であるインドでは仏教はもう廃れているんですけどね・・・

手荷物はブッダ像でいっぱいなので、ガネーシャはスーツケースに。ガネーシャそのものもすでにお店で緩衝材入りの箱に入れてもらっていますが、さらにまた新聞を丸めて入れて、ガネーシャを保護。なんとかがんばってくれ。

とりあえずパッキングの目処は立ち、今日は11時ころに就寝。