インド出張2日目

さて2日目。5:00 に目が覚めました。睡眠時間4時間半は日本とだいたい同じです。

ホテル隣の工事現場での工事はもうこの時間帯からやっておりうるさい。日本だったら絶対にありえませんけどね。

でも、2年前にはじめて来たときも工事中。2年間の違いはあまり感じられません。日本だったら数日で終えてしまう程度の進捗なのですが・・・

今日10月2日はインドではガンジーさんの誕生日で国の祝日です。したがって本来、今日は私のパートナー会社も休みなのですが、緊急、ということで幹部だけ、出社してもらうことにしました。一般社員はいらないよ、と伝えていたのですが、どうやら全員出社の模様。申し訳ない。ただ、祝日の出社なので、とりあえず顔を出す、という程度で皆11時頃に来る模様。ということで私も今朝は10時にホテルでピックアップしてもらう、ということにしました。

そういうことからすると朝食は遅くてもいいのですが、できるだけ普通の生活パターンに体をしておかないといけない、ということと、こちらの食事はまた半端でもない量なので、できるだけ空腹状態にしておかなくてはなりません。

ということで6時にはおきてまずはコーヒー。いつも関心させられますが、これはあっという間にお湯を沸かす優れもの。コップいっぱいであれば30秒くらいでOK。これも、ペットボトルの水を使います。

外はこんな感じ。前の写真と比較してみないとわかりませんが、また新しい高層ビル、巨大なビルができているようです。

これなんて、何階建てでしょう。

こんな巨大な建物が、あちらこちらで建設中です。

そういえば、朝、拡声器を使って流れていたコーランが今朝はなかったような気がするのですが、私が気づいていなかっただけ?それともガンジー誕生日はコーランもお休み?

7時になったので朝食を食べに1階に下りていきます。朝食はこんな感じ。正直、ここ Daspalla は朝食が貧弱だと思います。昨年とまった Lemmon Tree のほうが充実しています。そもそもDaspallaは選択の幅が狭すぎです。

さて、AMの仕事を終え、昼ごはんは前にも一度言ったことがある Chinese のお店に行きました。ここが、というわけではありませんが、なかなかおいしい。そして自分で好きなものを選べるバフェットスタイル。といっても最初から好きなものを持ってくるわけではなく、最初は点心をいくつか食べます。これはウエイターさんか順番に持ってきては皿に乗せていくので順番に食べればいいのですが、正直、もうこれでおなか一杯、という感じ。何点か食べた後で、自分が食べたいものをとりに行きます。できるだけ少なめに、かつ野菜を中心に食べ、2皿目はキャンセルしてデザートに。デザートもできるだけ少なめに。もう4回目の訪印なので、過去の間違い「言われるがままに食べていたら恐ろしい量になり動けなくなる」を繰り返してはいけません。パートナー会社の方も、私の動きを察知したのか無理に薦めてはきません。よかった。もしかしたらインドに来てはじめての、適度な量の食事をすることができたような気がします。

ところで携帯電話をこっちに持ってくると、自動的に提携のところの電波を拾い使えるようになります。時刻も両国の表示になるのでとても便利です。

パートナー会社で仕事をしていてそろそろ終わりにしようかな、と思っていたところ、突然の大雨。日本で言うとゲリラ豪雨というものでしょうか。こちらの人に聞いたら、今年は特に多いと言っていました。やはり地球温暖化の影響でしょうか。

さて、雨も上がり晩御飯はパートナー会社の方といっしょにホテルで夕食、一杯、飲もうかなぁ、と思っていたら入り口に「今日はガンジー誕生日なので Dry Day だ」と張り紙がしてありました。Dry Day とは何?と聞いたら、アルコールが飲めない日、とのこと。残念。まぁ、Dry Day の意味を覚えたことだし、健康に注意しなさいとガンジーさんが諭してくれたと思い我慢しましょう。

メインディッシュはカレー。大き目の皿に複数種類のカレーを載せ、ナンで食べるというもの。ここで言うカレーとは日本のものよりももっと粘り気があるもの (水っぽくない、ということ)。こちらの方は、不浄の左手を使わずに右手だけでナンを適当なサイズに引きちぎり、そしてカレーを巻いて食べます。私は日本でのように両手で引きちぎり、ナンを撫で付けたりスプーンのようにすくったりして食べたところ、「そうじゃない、こうやるんだ」と教えてくれました。熱いカレーの中に指を突っ込み、何で巻くように摘み取る、という感じでしょうか。そもそも熱いし、手の指はカレーだらけになります。連続して食べている間はいいのですが、たとえば水を飲みたい時、不浄の左手を使っていいのか?、とか、ナンが無くなって次のナンをウエイターが持ってくるまでカレーだらけになった右手はどうするのか?(ナプキンで拭けばいいのですが、それを繰り返していたらナプキンがカレーだらけになってちょっと見苦しい)、など、4回目の訪印にしては情けないというか、これまで、あまり考えたことが無い疑問に遭遇しました。

こういう場合は、彼らがどうやるのかを観察。まず、水を飲むときは左手を使っていました。絶対に右手だけでがんばらなくてもいいようです。カレーだらけの手はというと、皆、所在なさげにテーブルの上に置いています。私も入れて4人だったのですが、4人が4人とも、カレーだらけの右手だけをテーブルの上において次のナンをじーっと待っている姿は情けない姿です。おそらく、今までもこのような光景に出くわしていたはずですが、じっくり観察すると面白いことがわかってくるものです。なお、最後は手洗い用のボウルにぬるま湯を入れて持ってきてくれますので、それで洗ってナプキンで拭いて終わり。

もっと食え、スイーツは食べるか?という甘い誘いには乗らず、少なめ、かつアルコール抜き、という健康的な夕食を終え、今日のお仕事はこれで終わり。おかげで12時前に寝ることができました。