OpenFlow オヤジ その1

突然、OpenFlow に目覚めた。Trema を使うと仮想スイッチもできるらしいが、やはり生モノ、いや金モノのスイッチがほしい。しかし、まだ●十万円もする。以前の勤務会社はOpenFlowスイッチも作っているメーカなのでなんとか社内調達できたかもしれないが、今はそんな会社ではない。困ったなー、と思っていたら、やはり世の中には素晴らしい人がいる。Buffalo の数千円のルータを OpenFlow スイッチに変えてくれる方法を教えてくれている。OpenFlow in theBox に従い、製作にかかった。

まずは Buffalo の WHR-G301N をアマゾンで発注。秋葉原に行けばもう少し安く手に入るかもしれないが、そんな時間は無い。約2,500円也 (発注した翌日、立川のソフマップで中古ではあるが 1,500円くらいで売っているのを発見した。まぁいいや)。

約2日で届いた。早速今日、OpenFlow スイッチ化にとりかかる。方法は OpenFlow in theBox に書いてあるとおり。

  1. OpenFlow in theBox から WHR-G301N 対応のファームをダウンロード。
  2. WHR-G301N (172.18.11.1) と、ダウンロードしてきたファームを流し込む PC とをハブで接続 (WHR-G301N 側は LAN ポートを使用してハブと接続)。
  3. PC でブラウザを起動して WHR-G301N に接続。
  4. ファームの更新メニューを選択して、ダウンロードしてきたファームに置き換える。
  5. ファームの更新が成功したら WHR-G301N のLAN ポートからケーブルを抜き INTERNET ポートに差し替える。
  6. OpenFlow スイッチになった WHR-G301N (192.168.1.1) に対して PC から telnet で接続して、OpenFlow スイッチになったこと、というか、初期画面が表示されるかどうかを確認。

ただ、まずは手順2,3で手間取った。WHR-G301N は DHCP サーバなので PC は IP アドレスを取得して何事も無く接続、となるはずであるが PC が IP アドレスを取得できない。Wireshark で見ても DHCPDISCOVER は出ているのに DHCPOFFER が来ていない。ただ、WHR-G301N のデフォルトである 172.18.11.1 はいることは確認できる。おかしい。あーだこーだやったがらちがあかない。仕方ないので PC にスタティックアドレスを割り当てて WHR-G301N に PING が通ることを確認し、ブラウザを起動して WHR-G301N に接続。WHR-G301N の初期画面が出たので一安心。

次にファームの更新画面からダウンロードしてきたファームを指定して、ファームの更新開始。100% まで終了したが、あと 180秒待て、と画面に出ているので待つ。しかし、何も変わらない。OpenFlow in theBox にある手順書を読むと、100% になり WHR-G301N の DIAG LED が消灯したら LAN ポートから INTERNET ポートにケーブルを差し替えろ、と書いてある。LED は (ファームの更新時は点いていたかもしれないが) もはや点いていないし、もう点きそうもない。であればファームの更新は終わったのであろう、ということでケーブルを LAN ポートから INTERNET ポートに替えた。この環境では WHR-G301N は 192.168.1.1 というスタティックアドレスしかないので、PC 側もこれに合わせてまたアドレスを設定。そして telnet で WHR-G301N にアクセス。

おお、出た。これで OpenFlow スイッチをカナ物で手に入れることに成功したようだ。

それでは次は、OpenFlow コントローラの製作だ。