OpenFlow オヤジ その2

次はコントローラの構築。とりあえず、定番というか簡単そうなので Trema を。

まずは Debian の環境作成。Trema の正式サポートが DebianUbuntuCentOS でも動くはずではあるが、やはりどうでもいいところでつまづきたくはない。Debian で慣れたら CentOS に、という順番で行くこととして、まずは DebianDebian のインストールなんて何年ぶりだろう、と思いながら Debian 6 の最新 (最後?) である 6.0.6 をダウンロード。今の時点では Debian はすでに v7 になっている。OS バージョンに依存するとも思えないが、これもどうでもいいところでつまづきたくはないので、素直に v6、でも、一応最新の 6.0.6を選択。おお、そうだった、Debian は DVD といえども ISO イメージはたくさんあるのだった。どうしようかなー、必要だったら後でダウンロードしよう、ということで1枚目の debian-6.0.6-amd64-DVD-1.iso を落としてきて DVD に焼き込んでインストール開始。どうせ途中でインターネットアクセスするだろう、ということで PC はインターネットにつないだまま、かつ DHCP でアドレスがどれるようにしたままでインストール。これはどうということはなく、インストール終了。一応、途中で聞かれたので (Trema には不要のはずであるが) GUI として Gnome とか適当にオプションを選択。

さて、次は Trema のインストール。物 (「クラウド時代のネットワーク技術 OpenFlow 実践入門」技術評論社) の本を読むと簡単そうだ。gem install trema という安直な方法もあるが、やはりソースから入れたい。私は source-tarball から入れることを基本としている。それによってハマることも多いのであるがそれも OSS の楽しみ。そして今回もはまってしまった。ただ、途中で諦めて gem install trema に切り替えたのであるが、これもエラーで入らない。どうせトラブルシュートするのであれば、ということで、再びソースからインストールすることにした。

わかってしまえば簡単なことであるが、事前に rubygems を入れた後に、/var/lib/gems//bin を $PATH に入れないといけないのであるが、この手順が抜けている。ただ、/var/lib/gems//bin を PATH に入れてもインストールの途中でエラーが1つ発生する。それはどうやらドキュメント (マニュアル) を途中で作成するのであるが、それに失敗しているようだ。ドキュメントなのでいいや、と無視するのもどうかと思いちょっと調べたが、Debian に依存している問題のようでパス。今回の目標は OpenFlow 環境を作ることだということと、どうせドキュメントはインターネットを探ることで解決すると思うので、そのエラーは無視。

trema は (ここが適切な場所かよくわからないが) /usr/local/trema に入れたので、/usr/local/trema/trema -v で 0.3.20 というバージョンが表示された。さらに Hello Trema も動いた、ということで、一応、Trema のベーシックな環境構築は成功か?

はまったお陰でだいたい、様子は掴めたと思うので、次は CentOS での環境構築。やはり Debian は慣れていないせいもあるけど、ちょっとこれをやりたいと思っても調べないとできないことも多く、やはり不便。