多摩動物公園 (2011.12.10)

今朝は何もイベントは無いだろうとゆっくり起きたら、二男が動物園に行きたいと騒いでいました。「今日、これから?」と思いましたが、明日の朝はマンションのこども会での古紙回収に参加することになっている、ということで明日はだめ。ということで、急遽、多摩動物園へ。自動車で30分後に現地到着。
いつものように、まずは昆虫館から。天気はとてもいいのですが寒いので人が少なくゆっくり見ることが出来ます。いつもはさらさらと終わる昆虫館も結構、時間がかかりました。私はいつもハキリアリをゆっくり見たいのですが、うちの子はあまり興味がないみたい。そこに長くいてじっと見ていると、早く次に行こうとせかされるのですが、今日はゆっくり見ることができました。

昆虫館の後はアフリカ園に行ってゾウ、キリン、というのがいつものパターンですが、今日は出だしがやや遅れ、かつ昆虫園で時間がかかったので11時を過ぎてしまい、すぎにおなかすいた―、と子供がうるさいので、すぐにコアラ園下の休憩所に向かいます。通常は外で敷物を敷いて食べるのですが、さすがに今日はちと寒い。おなかすいた―、とうるさい子供をながめすかし、そして時にはしかりつけながら休憩所に到着。
食事の後はコアラ館へ。最近、多摩動物公園ではコアラをスキップすることが多かったので、今日は行ってみました。すると、寒い日によくやってきた、とばかりに、サービス精神に富んだ一匹がこちらに向かって愛想を振りまいていました。いつもは遠い木の上にいるだけなのに、一番近いところに来てはこちらをじっとみたり、木の通路をあっちに行ってはまた戻ってきたりと忙しく歩きまわっていました (そう言えば以前、木の下を走りまわっていたコアラを見たことがあります。まるで犬のような素早いスピードで。ああ、コアラもあんなに早く走るんだ、とコアラを見直したことがありました)。どうやら1時半がユーカリの葉を交換する時間で、それがわかっているようです。ユーカリの葉を交換すると、それまで寝ていた他のコアラも皆、起きだしてきてお食事開始。係の人もユーカリの木を人に最も近いところに置いてくれるので、コアラをよく見ることがでしました。こういったスケジュールに合わせて見に来た方がいいとはわかっていても、いつもはものすごい人でそういう気にはなれなかったのですが、こういう人出の少ない時はちゃんとスケジュールを見て来ようと思いなおしました。

コアラでかなり時間がかかったので既に2時。いくら天気がよくても冬は寒くなるのが早いので、次のオラウータンに急ぎます。多摩動物公園オラウータンといえばスカイウオークが有名ですが、すでに冬期クローズ。しかし、今日はガラスにオスのオラウータンがぴったりくっつき、ガラス1枚を隔ててお互いにしげしげと見つめ合ったりすることができました (かつ、人が少ないので人だかりになることもありません)。こんな写真を撮ることもできました。

じっくり見つめあっていたら突然、オラウータンが興奮し出してガラスをどんどんと叩いたり、天井からぶら下がっている布をつかんでぐるぐる振り回したり、はてはその布につかまったまま、ターザンのように「とぅー」とばかりに我々の方に飛びかかってきたり。こんなオラウータンを生で見たのは初めてで、子供も大興奮 (親も大興奮)。これだけでも今日、来たかいがあったというものです。
オラウータンでも結構、時間をとったので後は降りるだけ (多摩動物公園は山なので)。とはいえ、さすがに動物園に来てゾウを見ずしては帰れません。やや遠回りですがアフリカ園に行ってゾウ、キリン、(遠めに) ライオンを見て多摩動物園を出たところ、娘が、「あれ何!変な人がいる!」。

大道芸人のようです。全身白いサラリーマン。

どうやらお金を入れると動くようです。入れるお金は100円。100円玉を入れると、いろんな動きをして笑わせてくれます。多摩動物公園を出て大道芸人を見たのは初めてです。それにしても、この人はどうやってここまでやってきたのでしょう。まさか白い恰好で電車やモノレールで来たわけではないでしょう。やはり自動車かな。自動車でも、白い人が運転していたら怖いのですが・・・
白い人を見た後は、いつものようにレールランドへ。親はもういい加減、早く帰りたいのですが、ここをスキップすることはどうも不可能なようです。仕方ないので、早く終わって下さい、と心の中でお願いしながら、じっと待つしかありません。でも、我が家ではお金を使ってジオラマの運転をするようなことはありませんので、年齢が上がるに従って、レールランドでの時間もだんだん、短くなっているような気がします。

さて、今日のコースです(英語バージョン)。

寝る時、娘に何が一番おもしろかった?と訊いたら「ヒト!」という回答。どうたら白い人のことみたいです。