帰省4日目(2011.08.17)

湯野浜温泉2日目。天気は曇り。ただ天気予報では時々雨で、秋雨前線の南下が予想より早く既に山形県に迫っているようなので、時々雨の予報。では、早めに海水浴をしなければ、と8時半くらいから開始。水はあまり冷たくは無く、かつ風が強いので、水に入っているほうがあったかいという感じ。娘は相変わらず足がちょっと濡れるくらいまでしか海に行けません。したがって貝殻集めに精を出しています。長男と二男は風が強いということで波が高く、それが結構面白いようで波にもまれながら夢中で遊んでいます。雨も降りましたがほとんど小雨で、時々日も射していましたので、じりじりした夏の海水浴という感じではありません。若干、物足りなさもありますが、日焼けを気にしなくて済みますので、今日のような天候のほうが私にとっては安心です(仕事再開の時に、ぼろぼろ皮がむけた状態で客先には行けません)。

3時間弱程度遊んだところで昼食のため、海水浴は終了。子供にとってはエンドレスで遊びたいのでしょうけど、水遊びはかなり疲れるもの。この程度が限度なのでしょう。子供も満足した様子で、おとなしくホテルに戻ってくれました。

昼食の後、さて、どこに行こうか、お年寄りから子供まで満足するところというのはあまり無いのだけど(水族館というカードは昨日、切ってしまったし)困ったなぁ、とは思いましたが、時間も限られているので羽黒山五重塔を見に行きました。車で1時間程度なので、往復すると夕食の時間となるので丁度いい距離。

羽黒山五重塔は写真ではよくみますが、私も初めて。入口から登るのか、と思っていたら下りの階段を下りて行きます。階段を下り始めると深く苔むした杉並木の参詣道となり、修行をしている山伏の世界に入ります。私が今まで見てきた中で、一番美しい杉並木です。歩いて10分くらいで国宝の五重塔に到着。作られてから1千年経過していますので建物の傷みは感じさせますが、それでも圧倒的な存在感です。こんなものをあたり一面の杉林の中に作った昔の人も偉いものです。五重塔の手前にある樹齢1千年の大きな杉も堂々としています。名前は「爺杉」。

入口に戻る途中、ちゃりんちゃりんと鈴を鳴らした山伏が現れ、最初は観光目的かとも思いましたが実際に修行中の山伏でした。杖をつき、山伏の象徴(?)であるホラ貝を腰にくくりつけ、鈴を鳴らして歩いては、ところどころにある祠(?)に寄っては祈りをささげていました。ただしょっているリュックが Karrimor なのはいかにも現代的。

羽黒山の上まで登りたかったのですが、時間もないしサンダル履きなので、羽黒山はこれにて終了、ということでホテルに戻りました。

結局、今回は天気が悪く、このような夕日を見ることはできませんでした。次回のお楽しみにとっておきましょう。


(今回、宿泊した宿「みやじま」のパンフレットから)