Windows のフェールオーバクラスタ

MCP 70-643 に合格したのでほっておいてもいいのですが、気になったので調べてみました。なんでこんな問題出るんだ、と試験中、ぶつぶつ言っていたのですが、失礼しました、確認したらこれも試験範囲だったのですね。参考書に頼りきりになった結果の凡ミス(参考書には載っていない)。きちんと試験範囲を確認しないといけませんでした。とはいえ、消去法で答えはわかる問題でしたので試験結果を脅かすほどではありませんでしたが。

私の知っている MicrosoftクラスタMicrosoft Cluster Service (MSCS) というもので NT4 時代のもの。今は当然、機能は格段にアップしていました。昔は2ノードクラスタだったのに今は16ノードまで、また、共有ディスクだけだったものが今はマジョリティノードセット型と呼ばれる共有ディスクの持たないタイプもサポートされていました。もっとも、どれくらい使用されているのかはわかりませんが。

さすがに自宅で物理的に複数台のPCを使い共有ディスク環境というのは無理だし、そこまで環境を作る必要はないので、Hyper-Vで3つ仮想マシンを作り、それをマジョリティノードセット型のクラスとして環境を作りました。メモリが2GBしかないので3つ仮想マシンを作るのも大変で、作っても動きがトロい。情けないことに、Hyper-Vの差分ディスクの機能を使えば3つ仮想マシンを作るのも簡単だと、途中で気が付いたりして。でも、クラスタ自身は構築は結構簡単でした。フェールオーバも確認できました。

昔はクラスタを構成するのは大変でした。ソフトよりもハード構成がまず大変。共有ディスクを2股のSCSIケーブルでつないだりして。DCNT(Digital Clusters for Windows NT)の遺伝子は少しは MSCS に残ったのかな。