名前は大切

ふとTVをつけたらQさま!!の3時間スペシャル番組「漢字王スペシャル」をやっていました。やるべきことがあったのですが、TVにくぎ付けとなってしまいました。出演者の漢字に関する知識はホントにすごいの一言。漢検の組織自身にはいろいろ問題ありなのでしょうけど、年取ってやることがなくなったら漢検なんかはボケ防止にいいかもと思ってしまいました。

さて、そういう私は今、MCP 70-643 TS: Windows Server 2008 Applications Infrastructure, Configuration の受験勉強中。今年の初めに 70-640 TS: Windows Server 2008 Active Directory, Configuration に合格してからはターゲットが Linux の方に向かっていましたが、LPIC-3 Core まで行ってしまったので、また Windows に戻ってきています。

Windows Server 2008 自身は今は Windows Server 2008 R2 になっていますが、おそらく試験の対象バージョンはまだ R2 無しの 2008 ではないかと。そういうことで、最初は R2 ではない 2008 で環境を作って勉強してました。ところがある理由から今は R2 での環境構築にしています。MCP 70-643 では NLB(ネットワーク負荷分散)等が試験範囲に含まれており、NLBでは数台の 2008 サーバで負荷分散を行います。こういう場合は最低でも3台くらいのサーバ環境を作ってそこで負荷分散の動作確認を行うべきなのですが、さすがに自宅でそんなに物理的にサーバを立てるわけにはいきません。ということで、これも MCP 70-643 の試験範囲なので Hyper-V を使い、仮想マシンを数台作って NLB の環境を構築しました。ところが Hyper-V と外との通信がうまくいかない。インターネットで検索したところMACアドレスのスプーフィングを設定すればいいという情報があり、これを行うには Hyper-V 2.0 にしなければならず、そのため、R2 のインストールということになりました (MACアドレスのスプーフィングに関してはもっときちんと勉強してこれが根本的な原因かどうか確認しないといけないのですが、これはMCP試験とは直接関係ないので、今は後回し)。R2 で環境を作り、無事、Hyper-V + NLB で環境構築できたのはいいのですが、逆に副作用が出てしまいました。

細かいことはいろいろありますが、R2 での変更点がかなりあり、それが試験勉強に影響を与えてしまっています。例えば機能の名前の変更。NT4 で登場したターミナルサーバまたはターミナルタービスと呼ばれていた機能名は 2008 でも同じように呼ばれていたのですが、2008 R2 からリモートデスクトップ(サービス)と呼ばれるようになりました。名前が変わっただけであればそこは読みかえればいい、ということにはなるのですが、操作している場合、頭の中にはターミナルサービスという名前が残っているのか、ぱっと見でリモートデスクトップを見つけられなかったり、ヘルプを読んでもリモートデスクトップとなっているとすんなり頭に入らなかったり。そもそも、ターミナルサーバまたはターミナルサービスは定着した名前だと思うのですが、何故、このタイミングで変えないといけないのでしょうか。英語の略称も "TS" となっていたところが全て "RDP" になったりと、慣れるまで結構大変。まだ、メニューを一つ一つ、上からなめていっても[リモートデスクトップ]を見落としてしまうことがよくあります。2003/2008/2008R2の混在環境だったりした場合、結構大変ではないかと思います。

機能がアップした、バグが修正された、という理由で何かが変わるのは仕方無いとしても、名前を変える明確な理由がわからないので、ぶつぶつ、心の中で文句を言いながら勉強しております。