アサガオの不思議

先週の夜、ふとテレビをつけたらNHK BS2アサガオについての番組をやっていました。番組途中からでしたが「ふ〜ん」という内容。今日が再放送ということで録画予約を行い、最初から見てみました。番組は いのちドラマチック で、人間が手を加えてきたいのちがテーマ。アサガオは Vol.12 で アサガオ - 芸をする遺伝子 - という番組。アサガオは中国からやってきた当時は薬草として使用され、色も青一色だけ。それが江戸時代に突然変異で別の色や形が発生し、観賞用の花として珍重され、今は日本では1,000種類にもなっているとのこと。

おもしろかったのは、アサガオは自家受粉するということ。朝、開花する前につぼみの中で自分自身で受粉を行うのだそうです。虫が受粉するわけではありません。おしべはめしべよりも短いのでそのままでは受粉できないのですが、つぼみの中でおしべが伸びてめしべまで届き受粉をするのだそうです。確かに、アサガオは朝の数時間だけ開いてそれでおしまい。でも、ほとんど確実に種が出来ます。朝の数時間だけで虫がすべての花において受粉をするというのは不可能でしょうし、そもそも、虫が受粉をしているところなんて見たことはありません。今までは不思議とも思わなかったのですが、よくよく考えてみると、ほぼ確実に種が出来るのは不思議。でも、それにはそれなりの理由があったのでした。

我が家では、昨年に引き続いて今年もベランダでアサガオを栽培しています。先週、その話を聞いた後、まだ朝に咲いてくれているアサガオの花の中をのぞいてしまいました。今年は赤と青の2色を栽培しましたが、来年は白も入れてみたいと思います。