はじめての車椅子

昨日の年始休み最後の日、午後1時過ぎに長男が通う中学校から電話がありました。今日は長男が入っているバドミントン部の今年最初の練習日。いやな予感。電話を取ると、怪我をした、立てないので迎えに来てほしい、という内容でした。最初の練習だったので、最初に鬼ごっこをして体を動かしていたところ、変な転び方をして立てなくなった、お尻から転び、お尻を強く打った、ということ。

急いで車で迎えに行ったところ、先生に寄りかかってはいるものの立ってはいます。ただ、確かに一人では歩けないようです。どうやら私がぎっくり腰になった時みたいな状況。右のお尻に力が入らないので右足を踏み出したりすることができないみたい。なんとか家に連れ帰ったものの、椅子に座ると特に痛そうでもない模様。要するに、お尻にに力を入れなければ大丈夫みたい。興奮しているのか、口だけは以前より達者。うるさいくらい。日曜日なので病院はあいていないし、お尻の打撲みたいなので大丈夫だろうと思っていましたが、今日(月曜日)の早朝もかなり痛そうで眠れない模様。今日の昼に妻が病院に連れて行くことになっていたのですが、間に合わない模様。というか、妻では連れて行けないかも。私が普通の状況であれば仕事始めであっても休みをとって連れて行くのですが、(明示的には言われていませんが) 試用期間明けの初日で、かつ年初ということもあり、全員参加の会議が11:00にあります。さすがに出ないわけにはいきません。早朝(2時頃)ですが受け入れてくれそうな近所の緊急病院2つに電話しましたが駄目。次にこういう場合の相談をする番号(消防庁?)に電話したところ、立川にある国立の災害医療センターを紹介されました。ここは以前、次男を連れて行ったことがあるので、場所とその病院の存在意味は知っていました。ちょっと大げさかなぁ、とは思ったものの、それ以外では八王子となり、下手してそのまま入院となると八王子は面倒なので、災害医療センターに電話。受け入れ可能なのでできるだけ早く来てください、と言われたものの、本人が歩けないので、車に連れて行くまでものすごく時間がかかる。

なんとか4時前に病院到着。受付で車椅子を借りて、診察室の前で待機。ただ、なかなか順番が来ません。国立の災害医療センターなので、次々に救急車で危険な状況の人が運ばれて来ます。必然的に長男のように生き死に関係ない患者は後回しになります。私は眠いので椅子で目を閉じて呼ばれるのを待っていましたが、長男は暇なのか、車椅子の練習を開始。すぐにマスター。おもしれー、と言いながら、前進、後退、回転を繰り返しています。

やっと呼ばれ、先生が触診をして、レントゲンを撮りましょう、ということになりましたが、レントゲンで呼ばれるまでもまた長い長い。もう、会社は遅刻だ、初日なのにかっこ悪いなー、と思いながら、会社に遅れる旨、メール。

レントゲンを撮ったところ、骨には異常がなさそう、おそらく強い打撲でしょう、痛み止めを出します、もしよくならない様だったら近所の病院に行ってみてください、とのこと。

帰路、車までは車椅子なので簡単ですが、家(マンション)に帰り、自宅まで連れ帰るのがまた一苦労。勉強机のキャスター付き椅子に乗せても、キャスターが小さいので数ミリの高さでも乗り越えられません。一家にひとつ、車椅子は必須だなぁ。

結局、11:00からの全体会議には間に合ったものの、試用期間は2日間、母の入院で欠勤をとり、そして (おそらく試用期間は終わったとは思うが) 初日から遅刻というのはかっこ悪い。そのうち、また母か父の件で急に休まないといけないことになると思いますが、ホントかなぁ?などと思われるのではないかと超心配。