宮ヶ瀬ダム & あいかわ公園

今日は前から行ってみたかった神奈川県の宮ヶ瀬ダムの観光放流に行ってきました。

Google Map で調べると、自宅から車で1時間ととても近い。ただ、我が家の自動車はナビが故障して動かず、最近、道がわからず余計な時間がかかっていることが多いので、かなり余裕をもって出発したのですが、1時間ちょっとでダムに隣接している神奈川県立あいかわ公園に到着してしまいました。駐車場オープンの8時半まではまだ1時間以上あります。最初は待っていようと思ったのですが、車の中が荒れだしたので車を出して、一足先にダムへと山を登ります。しかし、ダムの駐車場にたどり着いて確認したらこちらの駐車場は9時オープン。仕方ないので山を下り、再び公園の駐車場へととんぼ返り。お陰で適当なタイミングに戻ることが出来ましたがそれでも5台目くらい。公園駐車場に入るための車の列に加わったあと、ふと、後ろを見るといつの間にか大量の車の行列。皆さん、時間に合わせて来ているようです。それでも駐車場は大きいので、余裕で入れます (ところが帰路の時は14:00くらいですが、駐車場に入りきれないので待ちができていました)。

さて、開園して最初に向かったのはあいかわ公園の冒険の森。ここにはスレチック遊具があるので、うちの子供達が楽しみにしていた場所。注意書きではほとんど6歳〜12歳用の遊具とはなっていますが、親が付き添えばだいたいは大丈夫。娘はまだ5歳ですが、もう少しで6歳なのでほとんど自力でできますが、一応、迷路なんかは外からは見えないので一緒に回ってあげました。しかし、親は自分のリュックを背負い、さらに子供の荷物も持ち、さらに私はカメラマンなので非常に大変。

そしてここの公園で他にはあまり無いな、とおもったのがこのツリー。これは流石に親は難しいので、娘は長男と次男に任せました。


こういう場面では、兄弟が多くてよかったなぁ、と思います。

さて、子どもたちはもっと遊びたいと言っておりましたが今日のメインはダムなので、ここは早めに切り上げてダムに移動。公園の中央からダムまではロードトレインと呼ばれる昭和記念公園にもある乗り物で移動できますが、有料ですし歩いても15分程度ということなので、歩いていきました。

最初、宮ヶ瀬ダムの副ダムである石小屋ダムが出てきます。これを上から眺めながら歩くと宮ヶ瀬ダム入り口に到着。

そして巨大な宮ヶ瀬ダムが姿を現します。最初、これを歩いて登ろうと張り切っていたのですが (東京タワーも、最初のエレベータはパスして歩いて登った我が家)、係員さんからはそれは許されていません、と呆れられ、諦めて登りはインクライン(有料)、下りはエレベータ(無料)にしました。エレベータは無料ですが外が見えないので、片道でもいいのでインクラインを使ったほうが面白いのではないかと思います。インクラインはダム建設の際に使った運搬用のケーブルカーの小型版。通常のケーブルカーと同様、真ん中で上りと下りが交差します。



そして窓からは巨大なコンクリートの塊。

インクライン出発前に時間があったので係員さんが説明してくれましたが、このダムはコンクリートの重さで水を支える重量式で、コンクリートは厚いところは数百メートル(忘れた)、薄いところでも30メートルの厚さとのこと。う〜む、あまりにすごすぎてよくわかりません。

インクラインはあっという間に到着。ダム上部は広い作りとなっており、その横に宮ヶ瀬湖が広がっています。

ダム上部には水とエネルギー館、という建物があります。ダムを勉強するための施設ですが、非常にきれいです。ダムというと山奥で薄汚れた雰囲気がありますが、ここはまったくそんなことはありません。ここの受付で、ダムカードをもらうことができます (宮ヶ瀬ダムと石小屋ダムの両方)。

TVでやっていたダムマニアの番組でダムカードの存在を知りましたが、なるほど、こういうものだったのですね。受付の女性から、神奈川県のダムは非常に行きやすい場所にあるので、まずは神奈川県のダムを制覇して、次に全国制覇をしてください、などと熱く語られ、全国のダムカード配布ダム一覧の書類を渡されてしまいました。まぁ、うちはダムマニアではないのですが、ちょっと、その気にさせてくれます。とはいえ、ここ宮ヶ瀬ダムは隣に公園があるからいいのですが、他は多くはダムだけですよね。よほどのダムマニアでなければ、それはちょっとむずかしいのではないでしょうか。

ダム上部から下を見下ろすと、非常に怖いです。

さて、放流は11時からですが、上部から見るとすでに何人か場所取りをしているので、そろそろ降りましょう。エレベータは確かに普通のエレベータで外が見えません。やはり片道くらいはインクラインを使ったほうがいいでしょう。エレベータを降りて出口に向かう通路は、ダム内部を歩いているようでなかなかいい感じです。ひんやりしているので、夏は非常に気持いでしょう。

さて、ダム放流ですが、初回ということで基本中の基本である正面から見ることにしました。すでにいい場所は取られていますが、そんなにごった返しているわけではありませんし、最前列でないとおもしろくない、というわけでもありませんでした。また、放流は6分とそんなに長くはありませんが、半分くらい過ぎるともういいか、と場所を空けてくれる人たちもいるので、結果としてはそんなに焦る必要はなかったと思います。

放流は、2つのパイプから出てくるので最初はたいしたことはないや、と思っていたのですが、かなりのインパクトがあります。これが天気のいい日で風があり、水しぶきが飛んできて虹が見えたりすると、本当にきれいなのでしょう。今日は風はあまりなかったのとダムの方に向かっていたので、水しぶきはほんのちょっとだけでした。

最初の出始めは、鼻からハナミズが出るかのようです。水って白いんだな、ということに気づかせてくれます。すぐに、ドドドドっと大量の水が流れ出します。その量と勢いに圧倒されます。


黒部ダムも見たことがありますが、あれは正面からは見ることができないので、宮ヶ瀬ダムのほうが面白いかもしれません。

放流も終わり、再びあいかわ公園に引き返してこども広場で昼食。ここは敷物をしいてお弁当を食べるところですね。今日はイベントがある日で、我が家が行ったタイミングではゆるキャラのショーやキョウリュウジャーのショーをやっていました (キョウリュウジャーは初めて知りました。娘は知っていたので説明してくれましたが、ゴレンジャーの行き着くところって感じでしょうか)。

一番右が、ここ愛川町の誇る「あいちゃん」です。

別の場所であいちゃんといっしょに写真をとってもらい Ai&Ai ですね)、娘も大満足。

自宅への帰り道、あいかわ公園近くにあるパン屋さんの看板に誘われ、あんぱんを5個かって返りました。やけにデカイあんぱんという看板、パン屋さんなのに第二駐車場もある、ということで、朝、公園に行く時に気になっていたのですが、帰りに寄ってみました。付近はあんぱん渋滞が起こっており、第一駐車場はいっぱいで、第二駐車場に入れました。そこに入りきらない車は、向かいのコンビニに入れているようです。帰宅して調べましたが、オギノパン の丹沢あんぱんということで、結構、有名みたいです。

あいかわ公園は今回、初めて行きましたが、よく整備されている公園です。今日はイベントがあったせいかもしれませんが係員の方も適当に配備され、皆さん、親切に対応してくれました。公園の中も非常にきれいです。かなり広く、1日では回りきれないので、次、また来たいと思っています。