わが子ながら驚いた

今日はうちの次男の始めてのサッカーの対外試合。といっても、別にサッカーチームに所属しているわけではありません。次男が通っている小学校の子供を中心に組織されている少年サッカーチームの人数(次男の年代)があまりに少ないので、「気軽にサッカーを楽しもう。試合をするよ。でも、ストッキング、すねあてなんかは用意するから手ぶらでいいよ。飲み物もお昼ご飯も出るよ。」という友達からのお誘い文句にこたえて、次男は朝から学校に行きました。娘も見たい、というので娘を連れて様子を見に、私も学校に行きました。
私と娘が学校に到着したときには息子はすでにチームのユニフォームに着替えており、皆といっしょに練習中。見ていたら違う色のユニフォームを着ているチームが2つ。ユニフォームに書かれている文字を見ると、近隣の市と町から来たようです。なるほど、3チームで試合をするのね、とのんびり見ていたところ、1時間くらいで練習が終わり試合開始。あれれ、あいつもいきなり試合に出るのか。息子が整列して挨拶をしています。そしてチームがグラウンドに散ると、息子は最前列に。フォワード?いきなりそんなことやっていいの?と思うまもなく試合開始。あとでわかりましたが、どっちにしても人数が足りないのでフルとは言わないまでもかなり出場しないと試合にならないようです。結局その日は3試合を行い、第1試合は後半の途中で交代で第1列(キーパーを除き8人制なので、3列構成なのかな?)、第2試合は第3列、第3試合は第2列という具合に満遍なくやらせていただきました。
驚いたのは、「わが子ながら、こいつ、うまいじゃん」と思わせるくらい上手い、ということ。遊びではサッカーをよくやっているし、朝から晩までサッカーの録画を見ているのでそれなりにわかってはいるのですが、動きも結構、いや、かなりいい。試合慣れしていないので当たりには弱いし、自分でボールを持つとどうしよう、と思うのかパッサーになっていましたし、守りのときは相手ではなくボールを見ているので相手がフリーになっている等の問題はありますが、はじめての対外試合にしては上出来。練習すればかなりのところまでいくんじゃないかな?と思わせるところがありました。その日、試合の録画を長男といっしょに見ていて、私が「パスをしないで自分で突っ込んでいけばいいのにね」と言ったら、長男が「あいつらしくないなぁ。いつもはパスなんか出さないのに。」と言っていたので、次男は次男なりに気を使って試合していたのでしょう。
それにしても、左足右足、満遍なくシュートもできるとは知りませんでした (次男は右利き)。

それを長男に言ったら、「ずっと公園で練習しているからそれくらいできるよ」と、そんなの次男にとっては当たり前でしょう、という感じの答え。ふーん、そうなんだ。ちゃんとセンタリングも上げることができるし、親ながら「なんだこいつは?」と驚きました。

おかげで、「S君は何かスポーツしているんですか?えっ?何もしていない?それはもったいない。お父さんは何かスポーツをしていたんですか?是非うちのチームに。」と、いろんな親御さんから言われてしまいました。いやいや、私が駄目だなんて何も言っていませんよ。次男は恥ずかしがり屋なので、目立つのがとっても嫌なんですよ。サッカーチームに入って目立ったら本人が困るじゃないですか。

さて、おそらく今後も強く声をかけられることになるでしょう。本人はどうするんだろう。本人がやるといったらOKはするけど、私もそのお付き合いで大変になるけど。

本人はまったく何も考えていないのか、あいも変わらず柿のタネをほおばりながら、過去のサッカーの試合 (お気に入りは今年、ワールドカップの出場を決めた対オーストラリア戦)を毎日、見ています (息子の好物はスシ、パイナップル、柿のタネ)。