この3ヶ月で読んだ本

いつも3ヵ月毎の月末最終日に書いていますが、明日、そういう時間が取れない可能性もあるので (そもそも今も node.js のプログラミングをしているし)、今日、書いちゃいます。この3ヶ月で読んだ本です (IT本等は除く)。

冊数的にはこんなもんでしょうか。さすがに村上春樹さんの本は読む本が無くなっています。今は瀬戸内寂聴さんの仏教物に移っています。なぜ瀬戸内寂聴かというとたいした理由は無いのですが、本当は源氏物語を読んでみたいのですが高校を卒業して早30年以上で、さすがに古文のまま読むのはきついので現代語で読むしかない。現代語版もいくつかあるのですが (与謝野晶子とか)、瀬戸内寂聴さんによると、(瀬戸内寂聴さんが源氏物語を書く前にあった) 現代語訳源氏物語でも読むのがきつい、ということなので、では、瀬戸内寂聴さんのもの、と思いました。ただ、古本屋に数軒、行っても置いているところはなく、一気に全巻 AMAZON で買うのもきつい (お金ではなく量。途中で挫折した場合、たくさん残ってしまう)ということで、じゃ、源氏物語とは関係ないけれど、瀬戸内寂聴さんのものをまずは読んでみようと思ったしだい。
読み始めると、これはなかなかおもしろい。また、新たな発見もありました。
私が小学校だった頃、レインボーマンといういわゆる変身(?)スーパーヒーロー物のTV番組がありました。「インドの山奥で、しゅーぎょーをしてー」、で始まる主題歌が耳に残っていますが、番組の中で、レインボーマンが「アノクタラ サンミャク サンボダイ アノクタラ サンミャク サンボダイ」と言っていたのを記憶していました。でも、それが何かまったくわからなかったのですが (現代であれば検索すれば一発で出てきますが、当時はそんな時代ではない)、瀬戸内寂聴さんの「寂聴仏教塾」にその説明が出てきました。般若心経に出てくるのですが、漢字で書くと、


阿耨多羅三藐三菩提

となるようです。ただ、もともとはサンスクリット語の「アヌッタラー サンミャク サンボーディ」に漢字をあてただけみたいで、「寂聴仏教塾」によると「仏の悟りは最高に優れていて、限りなく正しく普遍のものである」という意味だそうです。レインボーマンではどういう場面で「アノクタラ サンミャク サンボダイ」と言っていたのか記憶がまったく無いので、「仏の悟りは最高に優れていて、限りなく正しく普遍のものである」という意味があの番組の中でどういう意味があるのか今となっては不明ですが、まったく意味が無い適当なことを言っていたわけではなく、きちんとしたことを言っていたのだ、ということがわかりすっきりしました。

なお、上に記載の本の中では、「職業は武装解除」と「プラネタリウムを作りました。7畳間で生まれた410万の星」もなかなかおもしろかったですね。こういう日本人がいるんだ、ということがわかっただけでもほっとしました (「プラネタリウムを作りました。7畳間で生まれた410万の星」の大平貴之さんについては、前に講演会で話を聞いたことがあったので、こういう人だ、ということはざっとは知ってはいましたが)。

上に書いたように、年明けには源氏物語に挑戦したいと思っています。