戦争をどう語り継ぐか

うちの息子(小4と小2)の小学校では、年間を通じての宿題として音読(国語の教科書)があります。親が聞いて、チェックを入れることになっています。上の子の音読は、今日から「いわたくんのおばあちゃん」というタイトルのもので、聴いているうちに、広島の原爆の話だとわかりました。宿題としては、その内容について親子で話すことまでは課されていないのですが、そうか、こんな内容の話を学校でやる年齢になったのか、と思ったと同時に、親として、戦争、特に太平洋戦争をどう子供に伝えればいいのか、考えてしまいました。
私の両親は戦中派なので、小さい頃、よく戦争の話を聞きました。学校の校庭が芋畑になったとか、空襲にあったときに逃げる道を確保したり延焼を防ぐためにおばあちゃんの家が取り壊されたのですが、その翌日に終戦となり悔しかったとか。私の親は実体験として語っていたわけですが、私には実体験がありません。うまく子供に話すことができるのか自信が無い、というのが正直なところです。でも、伝えて行かないといけないのですよね。
そういえば、学生時代に見た映画で「子どものころ戦争があった」というものがありました。全然有名ではない映画ですが、とても悲しかったのを覚えています。