60階通り

今日は所用で豊洲に行き、その次に池袋。池袋はかつての勤務地。来るのは10年ぶりくらいでしょうか。最後、いつ来たのかまったく覚えていません。
気になっていたのは60階通り(street)にあった呑み屋。私の記憶違いかもしれませんが、店の名前は「60階通り」だったのではないかと思います。「十勝」とか「津軽」とかいう店の名前を持つ呑み屋のチェーン店の1つ。あの頃は週に3回以上、夜、来ていたと思います。私が従事していた開発プロジェクトは忙しかったのですが仕事は楽しく、毎晩、夜の9時や10時に会社を出るのは当たり前。0時に会社を出たのに呑みに行ったこともありました(その時はさすがにサンシャインの隣のプリンスホテル泊だったかな?)。あの頃はフレックス勤務など無かったはずですが、あれだけ呑んでも翌朝、よく遅れずに出勤できたものだと思います。若かったからかなぁ?(上司はいつも遅れて出勤、もしくはお休みでしたが)。
呑むのはいつもビールだけ。つまみはいつもエイヒレ、川エビのから揚げ、ほっけの焼き物。店長は中国の福建省から来たという中国人。ある時、その週に4回目の来店なのに、「アンタタチー、マタキタカー」と店長に言われました。毎日来てもらってうれしいだろう、と言うと、「アンタタチー、タイシテタノマナイカラ、ゼンゼン、モーカラナイヨー」と言い返されてしまいました。
でもある時、オーダーしていないのにビールを店長が持ってきました。「あれっ、オーダーしてないよ?」と言うと、「アッチノオキャクサンニツケトクカラ、ダイジョーブ。アッチノオキャクサン、モウ、デキアガッテイルカラ、ワカラナイヨー」。あっちのお客さんのほうをちらっと見ると、確かに出来上がっているうちの会社のマネージャーが2人。
私にとっては思い出の「60階通り」。でも、今日、行ってみると店は「ねぎし」に変わっていました。60階通り(street)から地下に潜っていくお店ですが、上から覗いて見て、うん、確かにここだった、と確信しました。