旧新橋停車場 鉄道歴史展示室

今日、久々に新橋に用事があって出かけました。中途半端に時間があまったので汐留方面をぶらぶらしていたら、奇妙な場所に出てしまいました。最初はパブリックな舞台かと思ったのですが、その向こうにある由緒正しそうな建物にはビールでおなじみの LION が入っています。近くに行って説明のプレートを見ると、旧新橋停車場のプラットフォームと書いています。そして→があり、鉄道歴史展示室はこちら。
日本で最初の鉄道(新橋―横浜)の新橋側の駅がここにあったようで、残っている資料を使って昔の新橋駅舎を再建したとのこと。そこになぜ LION が入っているのかは不明ですが、プラットフォームから見える建物の反対側に、鉄道歴史展示室への入り口があります。私は→に従い新橋駅側(汐留シティセンター側)からぐるりと回ったのですが、後で鉄道歴史展示室でもらったパンフレットを見ると、狭いパナソニックのビル側を回るのが正解みたいです。というのは、そっちを回ると0哩標識と再現軌道があるからです。結局、帰宅してパンフレットを見てそれに気が付きました。0哩標識と再現軌道はこちら、という説明書きもあったらよかったのに・・・
鉄道歴史展示室は「展示館」ではなく「展示室」となっているように、広くはありません。1F から降りる半地下のようなところに開業当時の駅舎基礎石の遺構などがあり、あとは 2F に1部屋あり、そこにいろんな展示品が置いてあるだけ。私は 2F では、自分でボタンを押して見るビデオで日本の鉄道のあけぼの、のようなものを見ました。新橋―横浜間の鉄道建設に関する内容でした。日本では当時、鉄道建設の技術が無いのでイギリスから技術者(エドモント・モレル)を呼び建設の指揮を取らせたのですが、彼は新橋―横浜の開通を見ることなく結核で亡くなってしまったとか、新橋―横浜間は地権者の反対(例えば薩摩藩)で、海を埋め立ててそこを走らせたとか、結構知らなかったことが多く勉強になりました。
無料なので、時間があまったらふらりと寄ったらいいのではないかと思います。たいして時間はかかりません。