南極・北極科学館

出かけたついでに、立川にある国立極地研究所付属の南極・北極科学館に寄ってきました。科学館といってもそんなに大きくはないのですが、結構おもしろかったです(無料です)。遠くから来る人は立川駅からモノレールやバスに乗ると思うので、南極、北極好きでない限り、わざわざ行くほどのものでもないかもしれません。ただ、うちの場合は自転車で行ける距離なので、今度、子供を連れていってやろうと思いました。

1年前に国立極地研究所に行った時は、他の研究施設と共同で入っている大きな建物の1Fに展示コーナーがある程度だったのですが、その建物とは別に、南極・北極科学館という建物が今年の7月に出来ました。

館内に入って最初に目にするのは、「南極の氷にさわってみよう」。

実際に南極から持ち帰った氷を触ることが出来ます。氷はアイスボックス(?)の中に入っており、写真でいうと水色のマルから中に手を入れて氷を触ります。かなり大きい氷の塊がごろごろありました。氷だから硬いのはあたりまえですが、みっちり詰まっている、という感じの氷でした。その氷の中には何十万年(何億年?)*1の前の空気を含んでおり、貴重な研究資料なのだそうです。

その他、南極の基地で使っている道具、南極から持ち帰った石なども展示されています。石は見るだけではたいして面白くはないのですが、スライスしたものだと思いますが顕微鏡で見ることができます。万華鏡のようにきれいです。それと、南極で使った雪上車は中に入ることが出来ます。

南極・北極科学館の一番の人気コーナーはオーロラシアターで、直径4mのドームスクリーンに、実際に観測したオーロラの映像を見ることができます。個人的には思ったほどきれいではなく写真で見たほうがきれいだと思ったのですが(過度な期待?)、今日は北極のオーロラです、と言われたので、いくつかのパターンがあるのでしょう。時間をあけて、また見に行ってみたいと思いました。

最後に、入り口横にある小さなお土産コーナーに寄りました。南極風呂敷や、ペンギンのTシャツ、そして地図やぬいぐるみなんか置いてありました。南極風呂敷なんかが渋くていいな、とは思いましたが、さすがに買うのは躊躇しました。

なお南極・北極科学館は10時オープンですが、その向かいにある休憩所(?)は9時半から開いています。早めについた場合は休憩所で待っていればいいでしょう。

*1:国立極地研究所の広報誌「極」No.3を見ていたら、100万年より前の氷はない、しかし南極には40億年前の大陸の岩石は残っている、と書いてありました