つくば産総研 サイエンス・スクエアつくば

昨日、1日休んで今日はつくばに。天気予報を見ると東京近辺を離れると天気が悪いため、候補地はことごとく駄目。比較的近場、ということでつくばにしたのですが、結構つかれました。

つくばというとJAXAのような宇宙モノが有名ですが、今回はそこは混むと思ったので避けて、国の研究機関かつ無料のところを選びました。

車で2時間もあれば自宅から余裕で到着ですが、あまりギリに出発して夏休みの渋滞に巻き込まれるとまずいので、6時に出発。途中、2箇所の休憩もゆっくり時間をかけましたが8時半にはつくばに到着。目的施設は一番早くても9時半オープンなので、時間つなぎにつくば市内をぐるぐるとドライブ。初めてのつくばですが、なるほど、道路は広いしきれいに作られています。大通りは片側3車線はあり、一番左側の車線は、十字路ではほとんど左折ONLYとなっています。慣れれば非常に運転しやすいところです。ただ、1つ1つの施設が広大なので、となりの施設といっても歩くにはちょっとね、という距離。だからなのでしょう。施設を回る巡回バスがあります。自家用車ではない場合はこれを使うと効率的に回れるでしょう。

さて、最初の施設は産総研(産業技術総合研究所)。理科系の私としては時々名前が登場する産総研なのでなじみはありますが、実際、何をやっているところかは把握していません。でもここ、サイエンス・スクエアつくばに来ると、その一端をわかりやすく見ることができます。入館料は無料。駐車場無料 (守衛所で「見学です」と言って、車両通行証をもらいます。守衛さんは、車の出入りの時、必ず敬礼してくれます)。写真撮影OK。昼食などは産総研の食堂 (サイエンス・スクエアつくばの裏にあります。歩いて1,2分)で食べることができます。いわゆる社食なので価格もリーゾナブルです。広い食堂ですがオープン時には行列になるので、11時半ちょっと前に来て食べるものを決めて並んでおいたほうがいいと思います。定食モノとどんぶりモノとでは並ぶところが違うので、家族が多く二手に分かれるところはごったがえす前、もしくは落ち着いてからがいいと思います (外部からも多くの見学者が来るからでしょう。食堂のおばちゃんもとても親切でした)。

最初、ここで1時間ももてばいいなぁ、と思ってきたのですが、9時半のオープンとともに入り、2時間近くをここですごしてしまいました。食堂が11時半からなので、昼食のためにやむなく出てきたというくらい、面白かったですね。普段、どれくらい混むのかわかりませんが、ほとんどは体験型なので、混まないと結構、時間がかかります。そんなに広くは無い施設ですが、子供 (特に小学生くらいかなぁ) にとってはおもしろいものばかりです。

入館して最初にパロがお出迎え。これが産総研だとは知りませんでした。なんとなく右手からぐるっといくと、パロをはじめとしてロボット系が並んでいます。ヒューマノイドロボットは、右端のHRP-4C「未夢」は実物はありませんでしたが、数台、実物が展示されていました。

ただこれは動かない静的な展示物ですが、学習用のロボットチョロメテは実際に動くところを見せてくれます。

そうか、これを50万円で販売していたのですね (すでに完売)。50万円といっても、実際はパーツで届いて自分で組み立て、さらに自分でプログラムを組んで動かすというもの。単に closed なロボットで50万円だったら買いませんが (AIBOはいくらだったんだろう)、自分でプログラミングできる、というか、ロボット研究用なのでプログラムを組む、というのが目的のロボットなので、50万円でどうだ、と言われると、私も結構、悩んだかも。結構、動きはリアルです。

片足立ちでのバランスなんか難しそうです。シャドーボクシングはかなりのスピードです。こんなのを見せられると、子供も小さいときから将来の御茶ノ水博士を目指すようになるのかもしれません。

恐竜ロボットは静的な展示ですが、実際は歩くことができるようです。ビデオで歩いているところを見ることができます。

ロボット系を過ぎると、次は「いろいろ」です。英語の発音テストは結構、ムキになります。一人で黙々とやっていたら子供たちもやってきて、4人で競争が始まりました。

個人的にはこの英語の発音テストと、

ブルーバックのクロマキー合成を使って2箇所をつなげるハイパーミラーが面白かったですね。

これは施設入り口近くにあるカメラと奥にあるカメラの映像を合成したものですが、子供たち二人はブルーバックの前に立ち、かつ、首から下を青い布で隠して顔だけ出すようにしています。

こんなのがたくさんあり、自分でいろいろトライしては楽しむことができます。大人もそれなりに楽しめますが、ほとんどは子供も楽しむことができます。科学的な説明はわからなくても、こういうものを自分でやったみて、科学的に少しでも理屈がわかると理科が好きになるかもしれませんね。でんじろう先生がやっているのも、こういうことなのかもしれません。